早いもので2009年も5月を迎えました。
美しい新緑が日々移り変り、生きもの達の息吹を最も体感できる季節の到来です。
3月下旬から週末を利用してトウキョウサンショウウオの生息状況調査やラナウイルス調査の検体採集を続けていたのですが、それもやっと一段落です。
今年は記録的な暖冬だったため、トウキョウサンショウウオの産卵も早くから始まったのですが、3月中旬からの冷え込みによりだらだらと4月下旬まで続きました。
調査結果は、概ね何処の生息地においても平年並みか減少傾向で、両生類(カエルやサンショウウオ)を取り巻く環境の悪化を反映する結果となっています。
環境悪化の要因は、生息環境の減少や消失、または質的悪化、外来生物による捕食圧と多様、それに加えてカエルツボカビ症やラナウイルスによる影響も懸念されています。
その中でも、現時点で里地・里山に生息するカエルやサンショウウオの生息に大きく影響を与えているのが、繁殖環境の減少や消失、質的悪化です。
今回の生きもの便りは、このような状況を少しでも改善するために「カエル池プロジェクト」として、地権者の理解と協力を得て、両生類の繁殖環境の復元・創出を目的として乾燥化の進んだ休耕田の浚渫作業とその成果を取りまとめた「カエル池プロジェクト2009」の話です。 |