その53 アカハライモリ(ニホンイモリ)観察日記−1
Ikimono Dayori sono53
アカハライモリ(ニホンイモリ)観察日記 Page1

 ゴールデンウイーク初日の4月29日、Prince of Frogsこと河村さんと青梅の小曾木にある谷戸にアカハライモリの観察に行ってきました。
 当日は、西多摩自然フォーラムによる野良仕事(稲蒔き)もあるらしく、集合場所には谷津田の会メンバーのお蝶夫人や田んぼマダム達もきていました。
 小曾木の谷津田に到着後、谷津田の会の道具出しを手伝って小休止です。

花さか爺さんのごとく灰をまく河村さんとお蝶夫人 花さか爺さんのごとく灰をまく河村さんとお蝶夫人

花さか爺さんのごとく灰をまく河村さんとお蝶夫人


休耕田を浚渫した池  アカハライモリを観察する前に、年末にトウキョウサンショウウオの産卵場を復元するために、休耕田を浚渫した池で、産卵状況を確認することにします。
スペース
浚渫した池で卵嚢を調査する河村さん
休耕田を浚渫した池
浚渫した池で卵嚢を調査する河村さん

 池の淵から覗き込むだけで複数の卵嚢が確認できます。タモ網で水中の落葉をすくうと成体も見付かりました。
 綺麗な卵嚢と成体の写真を撮影し、卵嚢の数を数えます。

トウキョウサンショウウオの卵嚢 トウキョウサンショウウオ(成体)
トウキョウサンショウウオの卵嚢
トウキョウサンショウウオ(成体)

 予想以上に多くの卵嚢を確認できて、ほっと一安心です。
 土砂の流入や植生の遷移で産卵場の乾燥化が進んでも、種の供給ポテンシャルが高い内に産卵場を復元してあげると、すぐに産卵場を利用してくれるようになるものなのです。

フデリンドウ  トウキョウサンショウウオのように農業や林業などの生産活動による人為的な介入によって維持されてきた里地・里山環境に生息・生育する種を保全するためには、定期的な維持・育成管理が必用です。
 西多摩地域にあるトウキョウサンショウウオの生息地の多くは、繁殖場として利用している休耕田の乾燥化が進んでいるため、今すぐにでも浚渫する必要があるのです。
 さて、時計を見ると12時です。
 そろそろ小曾木の田んぼに戻ることにします。
 ザックを取るためにふと足もとを見ると、青い可憐な花が咲いていました。
 あとでお蝶婦人に尋ねると、フデリンドウだと教えてくれました。
フデリンドウ

 田んぼで皆と昼食を取っていると、田んぼにヤマカガシが現れました。
 ヤマカガシもカエルやオタマジャクシを食べにきたのでしょう。

ヤマカガシ ヤマカガシ

ヤマカガシ


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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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