カエルツボカビ症について | |||||||||||||
カエルツボカビ症とは、Batrachochytrium dendrobatidis
というツボカビの一種がカエルの皮膚に寄生すると、カエルは皮膚機能障害を起こし、処置をしなければ感染したほぼ全ての個体(致死率90%以上)が死んでしまうと言う恐ろしい病気です。 日本に生息するカエルやサンショウウオのツボカビ症感染対策は「これ以上ツボカビ症を海外から持ち込まず、また、野外に出さないこと」が基本です。 それは、野外にツボカビが侵淫した場合、根絶が不可能になること(飼育下であれば、疾病コントロールは可能)。もしカエルが絶滅すると、他の動物(特に主にカエルを捕食する動物)の絶滅の連鎖を引き起こす恐れがあるからです。 日本は、東西・南北に細長い地形に伴う気象条件の多様さや地史などを背景として、多様で豊かな自然環境を有しており、多くのカエルやサンショウウオが生息しています。しかし、島国ゆえに脆弱な環境でもあるのです。 もし、ツボカビが野外に侵淫した場合、日本中の多くのカエルやサンショウウオが壊滅的な影響を受けると思われます。 では、我々にできることは何でしょうか? |
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みんなの力で、日本のカエルやサンショウウオをツボカビ症から守ろうではありませんか。 ツボカビ症に関連する詳細情報(動物病院や専門の研究機関情報を含む)は、以下のホームページを御覧下さい。 日本獣医病理学会/日本獣医病理学専門家協会 http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/JSVPJCVP/index.html (社)日本獣医学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/index.html 麻布大学 http://www.azabu-u.ac.jp/ WWFジャパン http://www.wwf.or.jp/chyt2007/ 日本動物園水族館協会 http://www.jazga.or.jp/ 日本爬虫両棲類学会 http://zoo.zool.kyoto-u.ac.jp/herp/indexj.html 日本野鳥の会 http://www.wbsj.org/info/press/070112.html 野生生物保全繁殖専門家グループ日本委員会 http://home.t01.itscom.net/hori//CBSG-J/ 生物多様性JAPAN http://www.bdnj.org/index.html |
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2007年1月24日 佐久間 聡 |
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