Ikimono Dayori sono82
ブチサンショウウオ観察日記−1
2013年5月1日から4日まで、宮島にある実家に帰省しました。
久しぶりにのんびりした帰省で、特別な予定もないため宮島や中国山地で生きもの観察を行いました。
5月3日は広島県の北西部、山口県と島根県の県境に位置する冠山にブチサンショウウオの観察に出かけました。
冠山での観察はじつに6年ぶりです。
前回訪れた時は、林道脇の水田に水が張られシュレーゲルアオガエルが鳴き、アカハライモリもたくさん集まっていたのですが、放棄水田となり、残念ながらカラカラに乾燥していてなにもいません。ここでの観察はあきらめて植物を観察しながら林道を進みます。
新緑が美しく、渓流から水音が聞こえてきます。
林道脇の崖にはイカリソウやショウジョウバカマが開花し、足元ではヤマエンゴサクやヤマキケマンが彩を添えています。
イカリソウ
ショウジョウバカマ
ヤマエンゴサク
ヤマキケマン
草花の写真を撮影しながら冠山の登山口に到着です。
ここからは長靴に履き替えて、渓流沿いの登山道を進みます。
渓流の水際にはニリンソウが咲き、林床にはエイザンスミレ、ミヤマカタバミ、エンレイソウ、ヤマウツボなどが可憐な花をつけています。
ニリンソウ
エイザンスミレ
エンレイソウ
ヤマウツボ
ミヤマカタバミ