Ikimono
Dayori sono50 |
ヒダサンショウウオ観察日記 Page1 |
2007年1月13日ヒダサンショウウオ観察 例年だったら12月の中旬には渓流に集まっているはずのヒダサンショウウオなのですが、今年の冬は典型的な暖冬傾向なので集まり具合が気になるところです。 年が明けて、いくらなんでももう集まっているんじゃないの〜と言うことで、2007年最初のヒダサンショウウオの観察に行ってきました。 メンバーは一緒によく出かけている河村さん、徳田さん、Timさんと私の4人です。 観察場所は、軟弱にも桧原村の車横付けポイント。 JR町田駅で徳田さんとTimさんと私とが集合し、Timさんの車で河村さんと待ち合わせをしているJR武蔵五日市駅へ。 無事合流できて、2台の車でポイントまで移動です。 長靴に履き替え、ザックにカメラや昼食を詰込んで、バールを片手に沢に分け入ります。 この沢を訪れるの3年ぶりなので、生息状況が気になります。 |
ヒダサンショウウオが生息する沢 |
左:徳田さん・中:Timさん・右:河村さん |
バールを使って可能性のありそうな石を丹念にひっくり返していきます。 両生は虫類や鳥類の観察に多く出かけている徳田さんは、なぜかヒダサンショウウオの成体は観察したことがないと言うことなので、バールを使う手にも力が入ります。 しかし、成体はおろか幼生の姿もありません。 最上流部に近づいたところでやっと1匹の成体を見付けることができました。 巨大な♀で、しかも関東の個体では比較的綺麗なヒダサンショウウオの成体です。 |
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ヒダサンショウウオを撮影する徳田さんとTimさん |
越冬幼生が確認できなかったこと、成体の確認数が少なかったことが気になります。 「ヒダサンがあまり観察できないのは〜誰のせ〜い〜♪♪」と徳田さんの顔を頭に浮かべながらユーミンの歌を口ずさむさくちゃんなのでした。 暖冬や降水量が少ないせいだけだったらいいのですが・・・(笑)。 まだ時間は早いのですが、目的は達成できたので今日の観察はこれでおしまいです。 |
文と写真:佐久間 聡(さくま さとし) |