その50 ヒダサンショウウオ観察日記−2
Ikimono Dayori sono50
ヒダサンショウウオ観察日記 Page2

2007年3月4日ヒダサンショウウオ観察会

 今年も西多摩自然フォーラムの主催でヒダサンショウウオの観察会を行いました。
 去年もそうだったのですが、なぜか今年も前日まで広島に出張していたので、なーんも準備ができていません。
 今回も、車からザック・バール・長靴をとりだして、慌ただしくパッキングです。
 眠い目をこすりながら9:30に集合場所のJR武蔵五日市駅に到着。
 今回のメンバーは、去年も一緒に観察した谷津の田んぼマダムことFさんやお蝶婦人ことSさんを含む総勢11人。ほとんどの参加者が西玉自然フォーラムの生物部会のメンバーです。
 さくちゃんは、以前から西多摩自然フォーラムのトウキョウサンショウウオ一斉調査等には参加していたのですが、昨年晴れてフォーラムに入会し、ピカピカの新人オヤジになりました。
 さてさて・・・こんな大勢で、小さな沢に入れるのかしら〜ん。
 3台の車で登山道の入口まで移動します。
 河村さんの音頭で全員自己紹介して、長靴に履き替え、ザックを背負って準備完了。
 バールを杖代わりにして緩傾斜の登山道を進みます。
 タヌキのため糞やテンの糞を観察しながら40分ぐらい歩いて枝沢に到着です。
 ここからは沢歩きです。

ヒダサンショウウオが生息する沢  この沢は、ヒダサンショウウオが生息する沢では珍しく緩傾斜なので、比較的安全なのですが、沢歩きが初めての参加者や子供もいるので、滑らないように足元に気を付けて歩いてもらうように注意を促します。
私と河村さんが先頭になって、いったん枝沢を下ります。
 何時もだったらこの枝沢では本格的な調査はしないのですが、気になった石があったので、河村さんと協力して大きな石をひっくり返すことにします。
 バールを使ってセーノー・・・・ドサ。
 石の下を覗きこむと、石の裏に産み付けられたヒダサンショウウオの卵嚢と沢床を逃げる複数の成体が見えます。
 調査開始1分、最初の石起こしで2対の卵嚢と4匹の成体を見付けました。
 幸先 超―良好。
思い思いに写真撮影などを行ないながら卵嚢や成体を観察です。
ヒダサンショウウオが生息する沢

 30分位経過したでしょうか。
 一通り観察が終わったようなので、卵嚢が付いた石を元の位置に戻し、成体をリリースしました。
 11人に撮影されて、成体もさぞかし疲れたことでしょう。

石の裏側に産み付けられた卵嚢  同アップ
石の裏側に産み付けられた卵嚢  同アップ
石の下に隠れていた成体 石の下に隠れていた成体
石の下に隠れていた成体  

 皆で慎重に沢を下り、本命の沢を上ります。
 あっけなく成体と卵嚢が観察できたので、越冬幼生を探しながら進みます。
 何時もだったら簡単に見付かる越冬幼生なのですが、なぜか見付かりません。
 おかしいなーと呟きながら幼生が隠れていそうな石をはぐると、なんと成体が隠れていました。
  近くにいたTimさんを呼んで写真撮影です。


水中を泳ぐヒダサンショウウオ
石をはぐりながら進む河村さんとさくちゃん
石をはぐりながら進む河村さんとさくちゃん
水中を泳ぐヒダサンショウウオ
石の下に潜り込むヒダサンショウウオ
石の下に潜り込むヒダサンショウウオ


文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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