Ikimono Dayori sono84
カエル池プロジェクト2014〜2015
「カエル池プロジェクト」は、両生類の繁殖環境の復元・創出を目的としたプロジェクトです。
2006年の冬期から細々とスタートしたプロジェクトなのですが、新聞に掲載されたり、テレビで紹介されたりしながら9年目を迎えました。
「カエル池 プロジェクト 2014〜2015」では、2014年12月に土砂が堆積した既設のカエル池の浚渫作業を行い、2015年4月に「カエル池」造りによる、両生類の繁殖環境の復元・創出の効果を検証するためのモニタリング調査として、観察会を行いました。
2014年12月13日
2015年の繁殖期に向けてのカエル池造りの日です。
小春日和に恵まれて、地域住民の方々、西多摩自然フォーラム生物部会のメンバー、東京農業大学のヤド研(野生動物研究会)メンバー合わせて14人が参加して、予定通り浚渫作業を行いました。
青梅駅に集合し、車に分乗し意気揚々と目的地の谷戸に向かいます。
到着後、シャベル片手に全員集合。趣旨説明を行った後で、自己紹介を行い作業開始です。
作業は2つのグループに分かれて既設カエル池の拡張と浚渫を行います。
今年もヤド研メンバーは真冬にもかかわらず軽装で、浅くなった池の土を掘り出しています。
恐るべきヤングパワー! 泥んこになりながら掘り上げてくれました。
作業風景
重労働で泥んこになってしまうのですが、生きものの話などをしながら楽しく作業は進みます。
時々池の中から越冬中のヤマアカガエルが現れ、皆を楽しませます。
プロジェクトを始める前は、産卵に訪れることの無かったカエル類ですが、今では多くのヤマアカガエルやモリアオガエルなどが産卵に訪れるようになっています。
午後1時前に既設カエル池の浚渫と拡張作業も終わったようです。
後は、予定通り水が溜まり、春にカエルやトウキョウサンショウウオが産卵に訪れてくれるのを待つだけです。
用具を片付けて遅めの昼食タイム。ノンちゃんお手製の豚汁で心身ともにあったまりました。
全員集合して記念撮影を行ない「カエル池 プロジェクト 2011〜2012」の浚渫作業の全工程は終了です。
記念写真