その33 アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行)-14
Ikimono Dayori sono33

アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行) Page14

 ロッジに逃げ帰った後はサファリの予定がないので、のんびりと眼下に広がるサバンナを見渡しながらワインと食事を楽しみます。大自然に向けたオープンエアーのカフェテリアで過ごす優雅な一時、アフリカの大地は優しいのです。
 何か動く気配に目を凝らすとさすがにアフリカゾウの王国ツァボ。次々と水場を訪れます。そのたびに、水場に来ていたグランドガゼールが逃げ回っています。カフェテリアの壁にはレインボーアガマがチョロチョロと動き回っていました。

サングリアサファリロッジの玄関 カフェテリアから見える広大なサバンナ
カフェテリアでハゲコウと記念撮影の妻
ゾウに追い払われるグランドガゼール
水を飲みに来たグランドゼブラ レインボーアガマ

ウォーターバック ウォーターバック
 翌日からはサファリの始まりです。
 まだ見ていない動物達との出会いを求めて、眠い目を擦りながらのスタートです。まず最初に出会ったのは幸先良く、初めて見るウォーターバック。口と目の周りが白く可愛い顔をした大型のレイヨウです。コピ(岩山)からひっこり姿を現したのは、小型のレイヨウ類のクッリップスプリンガー。岩山にしか生息していないため、分布域の小さいレイヨウです。
 
クッリップスプリンガー クッリップスプリンガー

 鳥類では、各種の猛禽類に加え、ハゲノドジャコアカハシコサイチョウを見ることが出来ましたが今一ぱっとしない結果の連続です。ツァボは広すぎて動物を見つけにくく、ポイントが絞りにくいせいかもしれません。
ハゲノドジャコ アカハシコサイチョウ
アカハシコサイチョウ



文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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