その33 アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行)-4
Ikimono Dayori sono33

アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行) Page4

アフリカを枕に

 この様にしてセイシェルに2日間滞在の後、ケニア航空でケニアの首都ナイロビに向かいました。
 ケニア航空の機内は、当然の事ながら黒人がほとんどで、ラジカセを持ち込みガンガンのボリュームで音楽を聴いていたり、得体の知れない食べ物をみんなで食べていたりと、迫力満点。おまけにシートが壊れていたり、コックピットのドアが開いていたりと、とても国際線とは思えない状況下ながら無事ナイロビのジョモ・ケニアッタ国際空港に到着したのでした。
 空港で、荷物検査で時間がかかったのですが、無事に入国できて一安心です。
ジョモ・ケニアッタ国際空港

 ケニアの首都ナイロビは、南緯1.2度ほぼ赤道直下の街なのですが、海抜1700mに位置するため夏の避暑地と言った感じです。"ナイロビ=冷たい水のあるところ"(マサイ語)というのもなっとく。
 ナイロビのホテルで一泊し、いよいよナショナルパークに出発です。明け方、ホテルの窓から街を眺めていると、朝焼けを背景に大きなハゲワシやハゲコウが上空を飛んで行く姿を見て、アフリカに来たなーと実感させられました。

ナイロビの朝焼け ナイロビの街並み(コンファレンス・センター) 出勤風景 出勤風景
     

赤い大地・緑の森林
 ホテルで朝食を済ませ、ワゴン車で陸路、最初の訪問地アバディア国立公園(Aberdare National Park)に向かいます。
 アバディア国立公園は、ナイロビの北160Kmに位置するのですが、ナイロビの郊外に出ると悪路の連続で、パンクしたバスや脱輪した車を横目で見ながら進むため結構時間がかかってしまいます。ご他聞にもれずうちらの車も・・・やっぱりポレポレ(スワヒリ語で「ゆっくり」)アフリカ、あせりは禁物。
 途中、休憩のため立ち寄ったドライブインでは、ウエーターに新婚旅行だと告げると、茶色でどろどろした怪しげな精力剤を飲まされてしまいました。これで今夜はOKとのこと。まあ今夜は動物を見るためにあまり眠れそうもないので、これもありか・・・と苦笑いする2人なのでした。

雨期のため水嵩が増した滝
教会と原色が映える市民
コーヒーの木(キリマンジャロ?) トランペットツリー
 
怪しげな精力ドリンクを飲まされたドライブイン

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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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