その33 アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行)-2
Ikimono Dayori sono33

アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行) Page2

 ホテルで朝食を済ませ、さっそく市場に向かいます。
 市場は首都のビクトリアにあるのですが、首都と言っても20分も歩くと端から端まで見ることができる小さな街です。地元の人々は、もともとヨーロッパとの混血であるため端正な面立ちの顔、顔、オープンカフェなどもあり小洒落た町並みと言えます。イギリス連邦らしくBIG-BEN(小さいけれど)もありました。
 
りっぱな並木のある首都ビクトリア
小さなBIG-BEN 警察署 ビクトリアの街並み 雑貨店

賑わいのある市場 魚屋
魚屋 魚に集まるハエを狙って集まっているチュウサギ
チュウサギ 土産売場
 たどりついた市場は小規模ですが、マグロやサワラ等の回遊魚が充実しています。これらに集まるハエを狙ってチュウサギが集まっています。白い躰が青空に映えて実に綺麗です。
 セイシェル特産のフタゴヤシ(coco de mere)の実も売っています。豊満な女性のお尻を彷彿とさせる、大きくてユニークな形のヤシの実です。
スパイス類も、バニラやクローブ、シナモンなど、島内で栽培されている良質な物が沢山売られています。
 一通り市場を覗き、買い物を済ませた後で、動植物を安直観察するために植物園に向かいました。

 車を走らせると島の中は何とも言えず甘い香りに包まれています。それもそのはず、周りにある木々は自然のままのスパイス林。車を停めてよく見るとクローブやナツメグなど、普段は乾燥物しか見たことないようなものが本来の姿でいっぱい!市場にあふれているわけです。
フタゴヤシ(coco de mere)

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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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