その33 アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行)-8
Ikimono Dayori sono33

アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行) Page8

サバンナの風
 アンボセリ国立公園は、ナイロビの南方約240Km、タンザニアの国境沿いに位置します。面積は3200平方キロ、神奈川県とほぼ同じ大きさです。アバディア国立公園からだと約400Kmの移動となりますが、この国立公園に是非訪れたかったのは、アフリカ最高峰キリマンジャロ山麓に広がる国立公園で、ヘミングウェイが「キリマンジャロの雪」を執筆したところとして有名だったからです。


牛の放牧と傘状のアカシア
移動中の風景
赤い道
集落

 ナイロビを経由して、ひたすら悪路を南下します。見渡す限りの大地、青空から映し出されたように雲の影がポツポツとみえていました。道端には大きな蟻塚が人影のようにそびえています。途中ドライブインや土産物屋に立ち寄り、やっとの思いでメサナニゲートに到着。
 手続きを済ませて、フォトサファリを楽しみながら宿泊先のアンボセリロッジに向かいます。車の窓を全開にし、屋根も開放にして進みます。未舗装のためほこりは入ってくるのですが、清々しいサバンナの風が全身を包みます。

アリ塚
土産物屋
鋭い棘があるアカシアの幼木
メサナニゲートにあった交通標識

 突然キリンが姿を現しました。日本の動物園で一般に飼育されているアミメキリンとは別亜種の、模様が複雑なマサイキリンです。大草原に転々と見えるのはウシカモシカ、ヌーの群です。マサイマラ動物保護区とタンザニアのセレンゲティー国立公園との間を川を渡って大移動することで有名です。 ヌーの群 マサイキリン
ヌー

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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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