その33 アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行)-11
Ikimono Dayori sono33

アフリカを枕に(セイシェル・ケニア生きもの紀行) Page11

 ライオンの子供も見つけました。さすが百獣の王ライオン!まだ小さいのですが近寄っても逃げる気配がありません。ということは、そばには間違いなく母親ライオンが!
と思うとシャッターを押す指にも緊張が走ります。残念ながら大人ライオンには会えませんでしたが、見られたことだけでもラッキーといわれました。興奮さめやらぬ気分でなおもサバンナを進みます。ジャッカルは何時も単独で草原にぽつんと一匹でいます。
 アンボセリ湖では、カバとアフリカゾウをいつも見ることが出来ます。グランドゼブラも湖の近くで草を食べています。動物達はこういうところにいるべきなのだなーと改めて思いました。
ライオンの子供
ライオンの子供 ライオンの子供 ライオンの子供
ライオンの子供
ライオンの子供 カバ
水浴び中のアフリカゾウ グランドゼブラ
グランドゼブラ  

 昼間は、捕虫網を持ってロッジ周辺の草地に分け入ります。前翅の先が赤や紫に彩られたツマアカシロチョウが飛び交っています。
 1匹ずつ丁寧に採集し、三角ケースに収めていきます。ロッジの従業員に毒蛇がいるから気を付けろと忠告されますが、ついつい林の中に入ってしまいます。
 採集の後でバスルームでシャワーを浴びていると、浴槽に6mm程度の大きなダニが複数這っているのに気付きました。ひょっとして・・・と両足を確認すると、大きなダニが沢山食い付いています。失神しそうになりながらも、1匹1匹、頭部を残さないようにタバコの煙をあててピンセットで丁寧に取り除いたのでした。
ツマアカシロチョウ(コロティス)を採集中の筆者

採集したコロティス類 拡大写真

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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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