さくちゃんの生きもの便り

Ikimono Dayori sono75

横沢入 生物季節(チョウ類編)

晩秋(11月)

晩秋の横沢入は雑木林が色付き、稲刈りの終わった谷津田の上をフワフワと雪虫(トドノネオオワタムシ)が飛び交い、秋の深まりを感じさせてくれます。

フユイチゴやミヤマフユイチゴの濃緑色の葉や赤い果実(集合果)も目立つようになりました。 横沢入は、人影も少なく静寂の季節を迎えつつあります。

 

晩秋の横沢入 晩秋の横沢入
晩秋の横沢入晩秋の横沢入 晩秋の横沢入晩秋の横沢入

晩秋の横沢入

 

チョウの姿もめっきり少なくなってしまいます。

日溜りで弱々しく飛んでいるのは、ヤマトシジミベニシジミウラナミシジミ、テングチョウです。

孵化して間もないと思われるクロコノマチョウを見かけることもありますが稀です。

 

ヤマトシジミ

ヤマトシジミ

ベニシジミ

ベニシジミ

ウラナミシジミ

ウラナミシジミ

クロコノマチョウ

クロコノマチョウ


オオムラサキ越冬幼虫オオムラサキ越冬幼虫

オオムラサキ越冬幼虫

 

冬に観察したエノキを訪れてみましょう。

今年も大きなエノキの根元に堆積した落葉で、オオムラサキの幼虫がひっそりと越冬していました。

こうしてまた横沢入の樹木に年輪が刻まれて行くのです。

 

2011年1月15日 さくちゃんこと佐久間聡


生きもの便りの目次へ戻る