Ikimono Dayori sono73
2010年 沖縄本島ラナウイルス・カエルツボカビ症調査紀行−8
2月28日 最終日です。
10:00道の駅「道の駅ゆいゆい国頭」に一旦集合。
今日の予定は、南部に移動して、南部シリケンイモリのスワブ調査と検体の採取です。
松村さん夫婦は、早朝にフォーラムのメンバーをヤンバルクイナのポイントに案内し、東海岸を探索しながら那覇空港へ、農大ヤド研メンバーは3月6日まで残って、沖縄島と伊平屋島で観察を続けることとなっています。
フォーラムメンバーの坂本さん、吉野さん、小勝さんは、ヤンバルクイナを観察した後で比地大滝等を観光した後で那覇空港へ向かうこととなりました。
ヤンバルクイナ | 西多摩自然フォーラムメンバーの吉野さん・坂本さん・小勝さん |
と言うことで、皆とはここでお別れです。
10時に奥間を出発。
高速道路を利用していっきに南下し、最初の目的地の有名な湧水地に向かいます。
何度通っても迷ってしまうのですが、何とか駐車場に到着し、クレソン畑に向かいます。
前回の調査の時には個体数が非常に少なかったのですが、今回は繁殖期のためなのか、多くの個体が集まっていて一安心です。
クレソン畑に生息するシリケンイモリ |
産卵中のシリケンイモリ
ヌマガエル(Fejervarya limnocharis) | スワブ調査を行う宇根先生 |
シリケンイモリを一時捕獲し、雌雄を確認し、必要最小限の検体を採取します。
それ以外の個体は、時間が許す限りスワブ調査を行います。
宇根先生のフライトの時間が迫ってきているため、先に那覇空港へ向かってもらうことにします。
とうとう、一人ぼっちになってしまいました(笑)。
もう一つの調査地である、城址に残る水田で検体を採取し、これで全ての調査が終了です。
車中に散在している調査用具を片付けて空港に向かいました。
最後に、今回の旅行に同行していただいた宇根先生とアシスタント役の旦那様、いつもお世話になっている西多摩自然フォーラムのメンバーであり著名な造形作家の松村さんと奥様、坂本さん、吉野さん、小勝さん、東京農業大学野性動物研究会の串田君、吉田君、桜井君、同OBの大塚君、一晩だけでしたが調査に同行していただいた田原君と盛口さんに感謝いたします。
次回も、一緒に観察できればと思っています。
また、今回使用した写真の中には、同行していただいた皆さんが撮影した貴重な写真をお借りしました。重ねて御礼いたします。
今回の旅行から早くも3ヶ月が経ってしまいました。
沖縄は梅雨明け間近で、昆虫類やトカゲモドキの観察シーズン真っ只中です。南西諸島病の禁断症状に襲われているさくちゃんなのでした。
2010年6月13日 さくちゃんこと佐久間聡