Ikimono
Dayori sono35 |
東南アジア・珍奇植物観察の旅(ボルネオ島キナバル山編) Page3 |
途中でパラワン島などからの不法入国者をチェックするための検問が設けられていたりしますが、快適なドライブです。マングローブ林を伐採して造った水上家屋の写真を撮ったり、サバ陶器の窯を見つけては写真を撮ったりしながら徐々に高度を上げていきます。農家の庭先にパンノキ(Artocarpus altilis)とジャックフルーツ(Artocarpus helerophyllus)が実を付けていたため、これも撮影します。 |
ガジュマルの大木の樹冠を飛び交っているのはヒパレーテカザリシロチョウ(Delias
hyparete)です。これは、難なく採集し三角ケースに収めます。 キナバル山の頂が随分近くに感じられるようになりました。 道路周辺の樹林地はいたるところが山火事の後のようになっています。まだ燻っているところもあります。 |
焼き畑です。樹林を焼いて陸稲やタピオカ、バナナなどを栽培しています。 東南アジアの熱帯地域の島々は、ジャングルに覆われた島々と言うイメージを持ってしまいがちですが、国立公園や自然保護区域以外、原生林はほとんど残っていないのが現実なのです。 |
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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