その35 東南アジア・珍奇植物観察の旅(ボルネオ島キナバル山編)
Ikimono Dayori sono35

 東南アジア・珍奇植物観察の旅(ボルネオ島キナバル山編)

Ikimono Dayori sono35

 東南アジア・珍奇植物観察の旅の第一弾はスマトラ島でラフレシアを観察した時の話を紹介するつもりでしたが、急遽、ボルネオ島のマレーシア領サバ州にあるキナバル山を取り上げることにしました。

 ボルネオ島は、シンガポールの東、赤道直下に位置する熱帯多雨林の島で、グリーンランド島、ニューギニア島に次ぐ世界で3番目に大きな島です。国は、北部の南シナ海側がマレーシアとブルネイで、南部のジャワ海側はインドネシアです。マレーシアは、マレー半島部分の西マレーシアとボルネオ島の東マレーシアとに分かれていて、東マレーシアは、サバ州とサラワク州とで構成されています。
空から見たコタキナバル

 今回の生きもの便りは、東南アジア最高峰(4101m)のキナバル山(Mt Kinabalu)を有するサバ州を訪れた時に出会った珍奇な植物を中心にお話ししましょう。
 私は蝶々の採集や植物の観察でかれこれ4回ボルネオ島を訪れていますが、その内の3回は、サバ州にあるキナバル国立公園とその周辺を訪れています。
 サバ州の玄関口、コタ・キナバル(Kota Kinabalu)へは、成田からマレーシア航空の直行便を利用すると、約5時間のフライトで赤道直下のコタキナバル国際空港に到着します。
 妻と初めてコタキナバルを訪れた時は、マレーシアの首都クアラルンプールを経由したため、8時間近くかかってしまいました。

空から見たコタキナバル水上家屋  飛行機が着陸態勢に入り高度を下げると、海に張り出した水上家屋や半島の先端にあるビーチリゾートを確認することが出来ます。また、運が良いと何時もは雲がかかっているキナバル山の山頂を眺めることも出来ます。

 多くの場合の初日は、ビーチリゾートに宿泊して、リゾートライフを楽しみ、お決まりコースで市場を見て回ります。
 コタキナバルにはシャングリラ系列のビーチリゾート(TANJUNG ARU RESORT)があり、施設やアクティビティーも充実していて快適なリゾートライフを送ることができます。
プライベートビーチ
プライベートビーチ
プライベートビーチ記念写真 プライベートビーチプールサイド プライベートビーチプールサイド プライベートビーチプールサイド

南シナ海に沈む夕日  日中は、ビーチやプールサイドで寝転がっていたり、このホテルから出ている小さな船に乗って属島に渡たりシュノーケリングを楽しんだりして過ごします。
 南シナ海に沈む夕日を眺めながらの海岸散歩は格別のものがあります。
 


文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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