Ikimono
Dayori sono57 |
冬の沖縄本島生きもの観察紀行 Page4 |
12月22日 |
9:30にホテルを出発。 Timさん達とは午後1時に奥間の道の駅で合流予定なのですが、その前に林道をドライブして、昨晩見つけておいたシリケンイモリがたくさん集まっていたポイントでのんびりと生きもの観察です。 降り続いていた雨もやみ、心地よい朝です。 車窓を全開にして、新鮮な空気を吸い込みながら、ゆっくり車を走らせます。 周辺の木々で鳥がさえずり、アカヒゲが道先を案内するかのように行く手を移動していきます。 湿り気の残る路面には、たくさんのシリケンイモリが這い、渓流からはイシカワガエルの鳴き声が絶え間なく聞こえてきます。 |
林道の風景 |
要所要所で車を停めて、写真を撮影しながら進みます。 路上を這っているシリケンイモリの写真も、寝そべってカシャ・カシャ! 写真の仕上りを見て、背景も含めて写し込むために、もっと広角なレンズがほしいなーといつも思うさくちゃんなのでした。 |
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シリケンイモリ |
そうこうしている内に昨晩見つけておいたシリケンイモリポイントに到着です。 カメラとタモ網を持って観察開始。 多くのシリケンイモリ(Cynops ensicauda )が繁殖行動真っ盛りです。1匹の雌を複数の雄が追いかけ、尻尾を振って求愛しています。 水際では、複数の雌が産卵しています。気軽に写真撮影するのにちょうどいいポイントなので、イモリ好きなTimさん達を案内することにしましょう。 |
求愛中や産卵中のシリケンイモリ |
1時間足らずの観察でしたが、多くの貴重な写真を撮影することができました。 リュウキュウアカガエルの雄を見つけたので、その個体を撮影して午前の部の終了です。 |
リュウキュウアカガエル |
文と写真:佐久間 聡(さくま さとし) |