Ikimono
Dayori sono44 |
奄美大島・請島生きもの観察紀行−奄美編− Page6 |
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たしかこの辺だったよねーと顔を見合わせながら、行ったり来たリを繰り返し、やっと昨日観察した池を発見。 さっそく池を覗き込むと、いますいます。奄美のキ印君。 Timさんはあっという間に自分の世界に入り込んでしまったようで、ガシャガシャとジャッターを切っています。こうなると、1時間位はこちらの世界に戻って来そうもありません。 さくちゃんは、周辺の樹林内でイボイモリを探しますが1匹も見つからないため、Timさんの世界にお邪魔することにします。 |
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シリケンイモリが生息する池※拡大あり |
ふむふむ・・・何処にでも沢山生息しているアマミシリケンイモリではあるのですが、中には赤ラインが出た個体や金色のドットが全身に散りばめられた個体などが混ざっていて、アマミシリケンの個体変異も豊富で侮れません。腹部の模様や色合いもバリエーション豊富です。 婚姻色が出た雄や産卵中の雌も観察できます。こりゃーなかなか面白いなー。イボイモリと違って、観察も楽だしなー。 |
左:アマミシリケンイモリ 下:アマミシリケンとイシカワガエルの幼生 |
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赤ラインと細かなドットが入った個体 | 産卵中の♀ | 尾に婚姻色が出ている♂ |
上:金色のドットか沢山入った個体 下:オレンジのラインが入った個体 |
腹部の模様のバリエーション |
結局、近接した2つの池で2時間近く観察しました。 そろそろ時間なのでTimさんにもこちらの世界に戻って来てもらうことにします。 昨晩は多くの生きものを観察したし、今日は多くのシリケンイモリを観察することが出来てTimさんも満足しているようです。 残るはイボイモリ! さくちゃんが案内して、イボイモリが観察できなかったとなると、格好付きません。 昼食のパンとバナナを頬張りながら車で北上し、イボイモリを探します。 |
文と写真:佐久間 聡(さくま さとし) |