その26 秋の沖縄本島山原(ヤンバル)生きもの紀行-5
Ikimono Dayori sono26

秋の沖縄本島山原(ヤンバル)生きもの紀行 Page5

10月27日 今日の昼間は鳥類観察です。
 ターゲットは目標高くノグチゲラとヤンバルクイナです。でもこればっかりは専門ではないし、ノグチゲラもヤンバルクイナも偶然に数回程度目撃したことがあるだけなので、私もまったく見付けられる自信がありません。
 眠い目を擦りながら、夜明け前の5時にホテルをスタートし、ダム湖の外周道路に到着しました。
 2人は早速に観察用の機材(フィールドスコープ)を組み立てて覗き込み、耳は鳥の鳴き声やノグチゲラのドラミング(木を嘴でつつく音)を聞き逃すまいとダンボ状態です。
山原の原生林

 私はというと、プラプラと林道を歩きながら夜中に活動していて逃げ遅れた生きもの探しです。さっそくダムに架かる橋に、黒い物が動いているのが見えます。イボイモリかと駆け寄ってみると・・・・・残念!!毎度お馴染みのシリケンイモリです。

シリケンイモリ

 次ぎに見付けたのは、林道の側溝に落ちてガサゴソと大きな音を発てて動き回っているリュウキュウヤマガメです。このカメは世界中で沖縄諸島だけに生息している陸亀で、国の天然記念物に指定されていますが、林道の側溝に落ちていたり、車に轢かれて死んでいる個体を多く見ます。側溝にスロープをつけて這い出せる工夫もされていますが、まだまだ保全対策が不十分のように感じます。
リュウキュウヤマガメ
側溝に落ちた動物が登れるように工夫したスロープ(左)と説明板(右)

 さて鳥の方はと言うと、ノグチゲラのドラミングやヤンバルクイナの鳴き声は聞こえるのですが、結局私がノグチゲラがアカメガシワの実をつつきに来ているところを目撃しただけでだれも写真撮影は出来ませんでした。
サンショウクイ
アカヒゲ♂
 でも、南西諸島固有種や猛禽類のサシバも多く観察できたようです。またホテルに帰る途中の海岸では、間近にミサゴを観察することができました。
サシバ
ミサゴ
ミサゴ


文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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