Ikimono
Dayori sono51 |
トウキョウサンショウウオ観察日記 Page4 |
トウキョウサンショウウオ調査(狭山丘陵) 2007年4月15日 初めて狭山丘陵のトウキョウサンショウウオ調査に参加しました。 JR青梅線の拝島駅で河村さんとお蝶婦人ことSさんと待ち合わせ。 目的地の野山北公園の駐車場で虫屋の原島さんたちと合流し、総勢7名で調査開始です。 調査地域は野山北公園とその一体の水源涵養林です。 雑木林が芽吹き、春真っ只中。 駐車場に隣接する草地には、春咲きの草本類が花を咲かせています。 1年の内、春だけ発生するツマキチョウやミヤマセセリが吸蜜のために花から花へと飛び交い、ベニシジミは交尾行動の真っ最中。成虫で越冬するルリタテハは日向ぼっこをしています。 |
ツマキチョウ♂ |
ミヤマセセリ♀ |
ベニシジミ |
ルリタテハ |
まさに生命の息吹を感じるひと時です。 園路沿いの林縁でルリタテハの食草サルトリイバラを見つけました。 ルリタテハが近くを飛び交っていたので、産卵に訪れていたに違いありません。 新芽やマキヒゲを注意深く探します。 いたいた。マキヒゲに産み付けられた卵から孵化したばかりの幼虫が2匹。 上手く撮影できないだろいなーと思いつつ、シャッターを切って、皆に遅れないように付いていきます。 最初のポイントは、渓流に隣接した建物跡の窪地が池になっている場所です。 |
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ルリタテハの卵と初齢幼虫 |
皆はそこで調査を始めている様子なのですが、渓流沿いにニリンソウが群生し、所々にイチリンソウも咲いています。 |
ニリンソウが群生する沢 |
ニリンソウ |
こんなに大面積の群生地を見るのは初めてです。花も盛りだし、こんなチャンスはめったにありません。トウキョウサンショウウオの調査は任せてお蝶婦人と写真撮影です。 一通り撮影して、皆と合流し、卵嚢を探します。 この場所は、水深が深く、伐採されたスギの幹が投げ込まれているので危険です。 ニリンソウが咲き乱れる渓流沿いのポイントを転々と調査し、別の渓流沿いのポイントに移動しました。 |
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イチリンソウ |
文と写真:佐久間 聡(さくま さとし) |