Ikimono
Dayori sono51 |
トウキョウサンショウウオ観察日記 Page2 |
トウキョウサンショウウオ一斉調査(大荷田川流域) 2007年3月31日 今年も西多摩自然フォーラムとトウキョウサンショウウオ研究会が主催するトウキョウサンショウウオ一斉調査に参加しました。 トウキョウサンショウウオ一斉調査は、1993年以来毎年、青梅地区・五日市地区・日の出地区の3地区を対象としてトウキョ ウサンショウウオの生態調査を行い、貴重な データを蓄積しています。 私は、毎年青梅地区の調査に参加しています。 9時30分にJR青梅線の小作駅に集合。 今年は、いつものメンバーに加えて、カブスカウトの子供達、サンショウウオの観察に一緒に出かけることのある、岡本さん、徳田さん、Timさんとその友達、トウキョウサンショウウオシンポジウムで知り合った原田さんも参加されて大変にぎやかです。 全員が自己紹介した後で、最初の調査ポイントの大荷田川へ移動します。 雑木林は、芽吹き直前といった感じですが、ヤマザクラやタチツボスミレの開花が春の訪れを告げています。 |
ヤマザクラ | タチツボスミレ |
最初の調査ポイントは大荷田川沿いにある池です。 この池には、毎年多くのトウキョウサンショウウオが産卵に訪れる場所です。 水辺から水の中を覗くと多くの卵嚢が目に入ります。今年も順調に産卵に訪れているようです。 タモ網や熊手を使って水が濁らないように慎重に卵嚢を集めます。 集めた卵嚢は、既に孵化したものから産卵したばかりのものまで様々です。 どうも今年は、暖冬だったため、産卵は早くから始まったようですが、降雨が少なかったため、だらだらと産卵が続き今も続いているようです。 タモ網で、水底の落葉をすくうと、成体も姿を現します。 卵嚢や成体をバットに入れて、子供達に見せてあげます。 |
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし) |