Ikimono Dayori sono64
横沢入 生物季節(両生・爬虫類編)
夏・後編
梅雨の間は鬱陶しい天気が続きます。
梅雨の長雨に誘われて、孵化したモリアオガエルの幼生が流れ落ち水中に入っていきます。
水中では、アカハライモリが幼生を待ち構えて捕食します。
孵化後のモリアオガエル卵塊 | 幼生を待ち受けるアカハライモリ |
春に繁殖したカエル達が変態し上陸するのもこの季節です。
水際や草むらで、多くの幼体を目にすることができます。
ニホンアカガエル幼体 | ヤマアカガエル幼体 |
ニホンアマガエル(幼体) | シュレーゲルアオガエル(幼体) |
カエル達を捕食するためにアオダイショウ・シマヘビ(Elaphe quadrivirgata)・ヒバカリ(Amphiesma vibakari vibakari)などが多く集まってきます。
草むらや林縁ではニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)がせわしなく動き回って昆虫類を捕食しています。
アオダイショウ | ヒバカリ |
ニホンカナヘビ | シマヘビ |
長く続いた梅雨も明け、谷戸に強い日差しが注ぎます。
猛暑が続く中、成長したトウキョウダルマガエル・ツチガエル(Rana rugosa)・モリアオガエルが変態し、幼体の上陸が始まります。
トウキョウダルマガエル(幼体) |
ツチガエル(幼体) | モリアオガエル(幼体) |