その34 東南アジア珍奇植物の旅(西スマトラ編)-1
Ikimono Dayori sono34

東南アジア珍奇植物の旅(西スマトラ編) Page1

 皆さんはスマトラ島(Is Sumatra)をご存知ですか?
 スマトラ島は、シンガポールのすぐ西、赤道直下に位置する細長い熱帯多雨林の島です。多島国インドネシアの中で、最も大きくその面積は日本の総面積の約1.3倍(47万平方キロ)、世界的に見ても6番目に大きな島です。
 今回の生きもの便りは、熱帯の珍奇植物を観察するために西スマトラのブキティンギ(Bukittinggi)を訪れた時の話をしましょう。

 ジャワ島のジャカルタから国内線のメルパティ航空に乗り換えて約2時間のフライトで、西スマトラの玄関口パダン(Padang)に到着します。さすがに赤道直下。しかも海抜0mのため、うだるような暑さです。
 海岸近くのリゾートホテルに一泊して目的地のブキティンギに向かうことにします。
 チェックインを済ませ、水着に着替えてプールに飛び込みます。
パダン空港から見た山並み

パダン空港から見た山並み


 しばらく水に浸かって体を冷やした後で、海岸に出てみました。綺麗なビーチとは言えませんが、プライベートビーチから続く砂浜に木造の漁船が沢山停泊していました。これは、早朝の散歩が楽しみです。
 夜は、本場のパダン料理に舌鼓を打ったのは言うまでもありません。
 夜明けと共に起き出して、海岸の散歩です。
 小さな木造船が漁を終えて戻ってきています。海岸の背後には漁師達が住むトタン屋根の民家が並んでいます。

漁を終えて帰る小さな木造船 海岸沿いに形成された漁村 朝一番の用足し風景
海岸沿いに形成された漁村 洗濯中の女性(顔には日焼け止め)
海岸沿いに形成された漁村

野菜や薬草を売る店 変わった実を売る店  みんな朝早くから海に腰まで浸かったり、海岸でしゃがみ込んでいます。最初は何をしているのか解らなかったのですが、どうも朝一番の用足しの様です。どおりで海岸に沢山ウンチが転がっているはずです。ウンチを踏まないように歩きながら海岸伝いに市場に向かいました。
 市場は何処でもそうなのですが、元気のいいおばちゃん達で賑わっています。ちょっと若い人は、日焼け止めの黄色い粉を顔全体に塗っています。
野菜や薬草を売る店 変わった実を売る店

賑わいを見せる市場 穀物となすび 果物(バナナ・パパイア)
豆類と果物(ランプータン) バナナの花と野菜?
香辛料 魚屋 魚屋
魚屋
香辛料  

 店では、香辛料や薬草、野菜に果物、穀物や豆腐などが沢山売っています。魚類も豊富に並んでいます。店を一通り覗いた後で、山で食べるバナナを買い込んでホテルに戻りました。
豆腐屋?
豆腐屋?

文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
お便りの宛先は、sakuchan@ikimono.net です