Ikimono
Dayori sono37
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晩夏の沖縄(本島と渡嘉敷島)生きもの紀行 Page5
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沢に分け入ってすぐにマダラトカゲモドキの幼体を発見。オレンジのバンドが濃くて綺麗です。早々に生息が確認できたので気合いを入れてさらに進みます。 次に見つけたのはホルストガエルの成体です。沖縄本島北部とこの渡嘉敷島だけに生息する大型のカエルです。ホルストガエルの成体を観察するのも久しぶりです。 さらに沢をつめると斜面に倒木が積み重なっている箇所に差し掛かりました。こんな場所は得に注意が必要なんだよねーなどと呟きながら進もうとすると・・・やっぱりいました。ハブが!しかも巨大!しかもこっちに向かって這ってくる! 後ずさりながら何とか写真を撮って、ハブがいる場所を迂回してさらに沢を登ります。 次に見つけたのは、これまたハブ。今度はとぐろを巻いています。こちらは落ち着いてそうだったので近寄って写真撮影。いつ見ても綺麗なヘビです。 マダラトカゲモドキも姿を現しました。やっと出逢えた再生尾の成体です。オレンジ色の瞳が印象的です。 結局、渡嘉敷のめぼしい沢では何処でもトカゲモドキを観察することができました。しかし、どの沢でもほぼ同数のハブにも遭遇しました。渡嘉敷島は何と魅力的でデンジャラスな島なのでしょうか。 はこれで終了です。年間を通じて枯れることのない沢水で汗を流し、心地よい疲労感に包まれてライトとストロボのスイッチをオフにします。 |
最終日はまだ見ていない渡嘉敷産のイボイモリを探して奮闘しましたが、結局見つけることができないまま午後1時を回ってしまいました。さすがに体力・気力とも限界です。フェリーの出航までの残り時間は、海岸でオキナワトカゲの写真を撮り、夫婦2人でコバルトブルーの海に身を浮かべて過ごすのでした。沖縄の海で泳ぐなんて何年ぶりなんだろー(笑) 全ての行程を終了し、空港でお土産や島酒を買い込んで機中に入ると、渡嘉敷のイボイモリを観察できなかった悔しさが込み上げてきます。久しぶりの空振りだなーと心で呟き、リベンジに燃えて次回のスケジュールを密かにたてながら心地よい離陸のGに身をまかせるのでした。 |
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11月18日 さくちゃんこと佐久間聡 |
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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