さくちゃんの生きもの便り(その11)
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●晩秋の沖縄本島山原(ヤンバル)生きもの紀行 その2
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がついている写真は、クリックすると拡大表示されます。
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11月27日 |
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バナナセセリの幼虫
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バナナセセリによる
食害を受けるバナナ |
イシガケチョウ
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今日もイボイモリに焦点を絞って活動開始です。可能性のありそうな石や倒木を片っ端からひっくり返します。私はユンボ・私はユンボ・・・・・と呟きながら頭はからっぽ。体はポンコツ工業機械。かれこれ、一時間位経過したでしょうか。一抱えもある大きな石をやっとの事でひっくり返した瞬間。真っ黒な固まりが・・・!!やったー!「タカー(妻の呼び名)いたよー!イボイモリ!!」。妻が近づいて覗き込みます。大きなイボイモリを見て、「へー凄いねー」とか言いながらニヤニヤ笑っています。僕が興奮している姿が滑稽だったのかもしれません。しかし、イボイモリはピクリともしません。20cm近くはあろう立派な雌の成体です。 |
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最後の夜です。二人共かなり疲れていたのですが、イボイモリの活動している姿を撮影したくて、最初に見つけた沢に入っていきました。でもイボイモリは見ることができませんでした。ちょっと残念ですが、でもいいんです。足下では相変わらずカエルの亜成体が飛び跳ねています。ヤンバルクイナが不気味に鳴いています。リュウキュウマツムシやタイワンクツワムシも鳴いています。渓流のせせらぎも聞こえます。何と動物や植物の息吹に満ち溢れた森なのでしょうか。闇の恐怖に怯えながらも心が解放される森です。 |
リュウキュウマツムシ |
タイワンクツワムシ(褐色型) |
晩秋の沖縄本島山原(ヤンバル)生きもの紀行 その3に続く
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アメイロイボイモリ その3で登場!
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
お便りの宛先は、saku@youchien.net です。 |
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