Ikimono Dayori sono83
2014年ヒダサンショウウオ観察会−2
2014年1月12日
ヒダサンショウウオ観察会、本番の日です。
気温は低いものの天気は晴れ、まずまずの陽気です。
参加者は15名。昨年同様、今回もにぎやかな観察会となりました。
メンバーはJR武蔵五日市駅に10時に集合し、4台の車で登山口まで移動し、そこから登山道を歩いて11時に目的の沢に到着しました。
生きものの話をしながら進むため、あっという間に着いてしまいます。
この沢は、ヒダサンショウウオが生息する沢では珍しく緩傾斜なので、女性や子供、初めての参加者も比較的安全に沢歩きができ、ヒダサンショウウオを捜すことができます。
支沢と本沢との合流部に荷物を置き、13時までに再集合することとし、各々がヒダサンショウウオを探しながら沢をつめていきます。
渓流産卵性サンショウウオの観察は、バールなどを用いて大きな石をひっくり返して捜すのですが、バールは私が持参した2本のみ。
どうなる事やらと思っていたのですが、最初の支沢で成体を6匹見つけることができホッと一息です。
先に沢を詰めていたメンバーも成体を見つけたようです。
結局この日は、その後も成体や幼生などを追加し、ヒダサンショウウオ成体14匹と越冬幼生4匹、ナガレタゴガエル10匹内外、ヤマアカガエル1匹を観察することができました。
荷物を置いた場所まで戻り、昼食を取りながら、写真撮影することにしましょう。
見つけた個体は沢を離れるまで一時捕獲したのですが、ナガレタゴガエルに抱接されたヒダサンショウウオもいました。
成体をプラケースに入れて詳細を観察したり、成体や幼生を沢に放したりして、入れ代わり立ち代わり撮影しています。
ヒダサンショウウオ成体とヒダサンショウウオに抱接しているナガレタゴガエル
昼食をとりながらヒダサンショウウオを観察するメンバー
捜している時は汗をかくぐらい熱くなるのですが、昼食や撮影していると体が徐々に冷えてきます。
登山口まで戻り、記念写真を行い、無事にヒダサンショウウオ観察会を終了しました。
記念撮影
2014年1月17日 さくちゃんこと佐久間聡