Ikimono
Dayori sono28
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三浦半島のトウキョウサンショウウオを探しに Page1
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さて、大変遅くなってしまいましたがワールドカップイヤー第一弾の生きもの便りです。
去年の春に掲載した「生きもの便り22」は、「今年の春は一挙に気温が上昇し、ウメ、コブシ、サクラ、モモ、モクレン等の花木が、ほぼ同時期に開化し、まるで北国の春のようでした」の文章で始まりましたが、今年の春は3月上旬から気温が上昇し、中旬には、我が家の近くのソメイヨシノは、一挙に満開になってしまいました。そんな中、娘は小学校を卒業し、中学校に進学したのですが、毎年の風物詩である満開の桜に迎えられた入学式風景は完全に葉桜の入学式になってしまいました。 |
さて、前置きが長くなってしまいましたが、横浜横須賀道路にのって目的地に向かって出発です。 今日は天気も良く気温も高めなので、高速道路は海に向かう車で若干混み気味なのですが、芽吹きだした樹木で周辺の山々は薄黄緑色に衣をまとい、満開となったヤマザクラやオオシマザクラが彩りを添えています。本当に気持ちのいい季節です。 ちょっとだけの時間ですが快適なドライブを楽しんだ後、横須賀インターチェンジ料金所近くに車を停めて観察の開始です。 |
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イボタの新緑
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お彼岸のためか、綺麗に花が供えられた小さな墓地を通り過ぎて、谷戸を詰めていきます。毛虫が至るところで大発生していて、子供達の服やザックに付いてしまいます。子供達はキャーキャーと毛虫を払いのけ「もおーいやだー」とか言っていますが、なんだかそれを楽しんでいるように見えます。 そうこうしている内に廃田の様な湿地帯に到着しました。土砂が随分貯まっていますが、大小の水溜まりが点在しています。 イボタの新緑やキブシの花が逆光に映え、林床ではイチリンソウやスミレの花が彩りを添えています。 |
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キブシの花
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イチリンソウ
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スミレの仲間
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廃田の水溜まり
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最初の比較的大きな水溜まりを覗き込むとヤマアカガエルの卵塊とアズマヒキガエルの卵塊が沢山ありました。既にオタマジャクシになって泳いでいるものもいます。子供達は卵塊を棒でつついたり、干上がった所にある卵塊を水場まで移してやっています。でもお目当てのトウキョウサンショウウオの卵嚢は見つかりません。そこで次の水溜まりに移って探すことにしました。 |
ヤマアカガエルの卵塊
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アズマヒキガエルの卵塊
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アズマヒキガエルの卵塊
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孵化したばかりのオタマジャクシ
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水溜まりを覗き込む家族
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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