さくちゃんの生きもの便り(その24)
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春の生きもの観察日記(カスミサンショウウオ調査)-2
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ヨシが生い茂る湿地を移動中に偶然、枯れたヨシの茎にとまっているムカシトンボも見付けました。 |
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もう少し標高の高い場所で、やっとカスミサンショウウオの幼生を見付けました。この場所から県境までの湿地には、ほぼ全ての場所で幼生が見つかりました。 |
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カスミサンショウウオ(高地型)の成体 |
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予定地での調査を終えて帰り支度をしていると、Nさんがモリアオガエルを捕まえてきました。そのカエルの写真撮影をしていると今度はMさんがモリアオガエルが沢山鳴いていると耳を澄ましています。鳴いている場所はNさんがカスミサンショウウオの成体を見付けた場所の近くのようです。 |
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モリアオガエルが
繁殖に集まる池 |
無紋タイプのモリアオガエル
の成体(広島産) |
改めて近くの湿地を探してみると、草や低木の根元や湿地に張り出した高木の枝先に沢山の卵塊が産み付けられていました。 |
樹上に産み付けられた卵塊
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孵化した後の卵塊
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モリアオガエルのオタマジャクシ
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上陸直後の幼体
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赤褐色の斑紋が少し出た
成体(東京産) |
赤褐色の斑紋が多く出た
綺麗な成体(愛知産) |
MさんやNさんに感謝しつつ今回の生きもの便りはこれでおしまいです。 |
8月25日 さくちゃんこと佐久間聡
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
お便りの宛先は、delias@ss.iij4u.or.jp です。 |
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