さくちゃんの生きもの便り(その23) 春の奄美大島、生きもの紀行
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毎度の事ながら今回も妻にアシスタント役をお願いし、2人では初めての奄美大島へ向けて出発です。沖縄での実績から今回も大活躍をしてくれることは間違いありません。今年始めての実力発揮の場、めきめきと腕を上げる妻におんぶにだっこを決め込んで、早朝に我が家を出発し、羽田から直行便で奄美大島に到着しました。 |
空港から車を走らせること約1時間、やっとこさで、三太郎トンネルに到着しました。でも三太郎峠に行くための旧道が見付かりません。行ったり来たりを繰り返していると抗口の側に大きな水溜まりがあることに気付きました。さっそく車を停めて調べます。いましたいました。水溜まりの中は、黒いカタカナのキの字だらけです。沖縄ではホオグロヤモリで、また東南アジアではトッケイヤモリで、街灯のある建物の壁がキ印だらけなのですが、奄美大島では水溜まりがシリケンイモリによってキ印だらけです。 |
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さて、国道が新しくなっていて、地形図が役に立たないことが解り、住民に道を尋ねながらやっとの思いで三太郎峠を越えて北上し、真新しいクロウサギの糞を見付けたりしながら中央林道に到着しました。ここからが本番だと思ったのですが、なんと!!林道は未舗装、しかも荒れ放題。慎重に車を走らせますが、ガンガン車の底をすります。でも行くしかありません。 |
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新鮮なアマミノクロウサギの糞
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途中環境が良さそうな場所の石をはぐりながら進みますが、出てくるのはサソリモドキばかりです。それにしてもサソリモドキの多い島です。こんな島は初めてです。 |
サソリモドキ
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しっぽを立てて蟻酸を飛ばす
サソリモドキ |
サソリモドキを手に乗せて記念写真
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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