さくちゃんの生きもの便り(その17)
春の沖縄(久米島)生きもの紀行−1
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5月12日から3日間、沖縄本島の西に位置する久米島に行って来ました。去年の秋に引き続きアシスタント役は妻です。 |
● 5月12日 |
前回同様、「パパとママは仕事で出張に行くのだから」と言って、子供達を妻の実家に預け、相変わらずの早朝出発です。 |
オオムカデの亜種
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卵を抱えたクメジマミナミサワガニ
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クメジマミナミサワガニ
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何時もお馴染みのオキナワキノボリトカゲも姿を見せてくれました。落ち葉の下で素早く走る小さなトカゲも見つけました。ヘリグロヒメトカゲです。このトカゲは、全長が10cm内外の小さなトカゲで、林内の落ち葉の下に生息しているため、見かける割にはシャッターチャンスの少ないトカゲです。主に朝や夕方に活動しますが、夜間でも活発に活動する変わり者のトカゲでもあります。 |
オキナワキノボリトカゲ
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ヘリグロヒメトカゲ
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時間がないため宇江城岳での観察を切り上げて、島の南端に位置する集落の島尻に向かいました。途中の溜池でアマサギのコロニーを観察したり蝶々を観察したりで楽しい移動だったのですが、島の中央部は開発が進み、原生的な生態系は北部と南部に完全に分断されていることが実感できました。 |
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アマサギ
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島尻では、集落に入る手前から渓流に延びる道路と渓流の下見に入りました。道路の両脇はススキが生い茂っていて、環境はあまり良くありませんでした。でも、少し歩く毎にカサコソと生きものの逃げ去る音が聞こえてきます。目を凝らして観察するとアオカナヘビです。アオカナヘビはスリムな体型と上品な色彩を持ったカナヘビでトカラ列島から沖縄群島に分布しています。生きもの便りで紹介したことがない爬虫類であり、友人からも採集を頼まれていたので、何度も撮影と採集を試みるのですが旨くいきません。日暮れが近づいたため、明日再挑戦する事にして、ホテルに向かいました。 |
ホオグロヤモリ三景 | ||
樹皮の間から這い出してきた
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ホテルの壁で見つけた
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自動販売機で見つけた
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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