Ikimono Dayori sono66
2009年トウキョウサンショウウオ観察日記
トウキョウサンショウウオ調査(狭山丘陵)
2009年4月5日と4月12日の2日間 狭山丘陵のトウキョウサンショウウオ調査に参加しました。
目的地の野山北公園の駐車場で集合し、自己紹介の後で調査開始です。
去年から参加しGPSで産卵地を正確に記録してくれている友人の平城君は、今年は奥さんと一緒に参加してくれました。
駐車場から新緑が映える園路を進み、最初の調査ポイントに進みます。
沢沿いにはニリンソウやイチリンソウが群生し、ヤマルリソウも開花しています。
雑木林の林床にはシュンランの大株が点在し、開花の盛りです。
シュンランの花は、東洋を感じさせてくれるお気に入りの花です。
ニリンソウ | ニリンソウとヤマルリソウ |
イチリンソウ | シュンラン |
これらの植物を観察できるだけでも、豊かな気持ちになります。 調査ポイントでは、各々が熊手を使って落ち葉の下や水中に落ちた枯れ枝に産み付けられている卵嚢を捜します。
見つけたトウキョウサンショウウオの卵嚢と成体を一時捕獲し、カウントした後で元の場所にリリースしながら調査を続けます。
調査風景
見つけたトウキョウサンショウウオの卵嚢や成体を撮影したり、生きものの話をしたりしながら、楽しく調査は進みます。
大きな成体や♀の成体が見つかると、撮影会が始まります。
湧水が湧き出る穴に産み付けられた卵嚢や鉄バクテリアで赤く染まった湿地に産み付けられた卵嚢も写真撮影です。
トウキョウサンショウウオ成体と卵嚢
鉄バクテリアで赤く染まった卵嚢
過密日程で、ほとんど戦力にならなかったのですが、2日間の調査も無事終了です。
最後に、川沿いに群生するニリンソウを見に行きました。
ニリンソウに混じって4月5日には開花していなかったイチリンソウも開花していました。
この狭山丘陵の調査で、2009年のトウキョウサンショウウオ産卵状況一斉調査も完了です。
参加者の皆さん大変お疲れ様でした。
来年もまた、またよろしくお願いします。
2009年6月月25日 さくちゃんこと佐久間聡