さくちゃんの生きもの便り(その5)
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テントウムシとヤツホシツツハムシの関係(ベイツ型擬態)
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ニホンアマガエル
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クロスジギンヤンマ
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※これらの写真は、クリックすると拡大写真が表示されます。 |
小さいけれど金属光沢が綺麗なジンガサハムシや最近日本に進入した帰化種のブタクサハムシも見つけました。カラスノエンドウやムカシヨモギの葉にはテントウムシが沢山いました。ナナホシテントウとナミテントウです。これらの写真を撮影しているとナナホシテントウにそっくりな別の昆虫がいるのに気付きました。テントウムシに擬態しているハムシの仲間のヤツホシツツハムシです。 |
ジンガサハムシ
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ナナホシテントウ
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ナミテントウ
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ヤツホシツツハムシ
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皆さんは、テントウムシを捕まえた時に、黄色から赤みをおびた体液で手を汚された経験はないですか。この体液は、苦く、いやな匂いがして、しかも有毒物質が含まれています。テントウムシは、天敵から身を守るためにこの液体を分泌するのです。テントウムシの派手な色彩や模様は、わざと天敵に目立つようにして、自分が美味しい餌でないことを知らせる警戒色なのです。 では、次回をお楽しみに。 |
1999年5月19日
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文と写真:佐久間 聡(さくま さとし)
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