Ikimono Dayori sono76
たかが虫・されどヤマトセンブリ
ヤマトセンブリ卵塊調査
ヤマトセンブリ成虫調査から2週間が経過し、谷津田を取り囲む萌黄の雑木の中に藤紫色の花が浮かび上がるころ、ヤマトセンブリ卵塊調査が行われます。
谷戸は、強い日差しに水面が輝いています。ヨシやガマは芽吹き、草熱れが体を包みます。
卵塊調査は、調査地ごとに、池の中に生えたヨシやガマの葉や茎、水辺から水面に張り出したヤナギの枝葉に産み付けられた卵塊を見付け、ダブルカウントしないようにビニルテープなどで印を付けながら各人で記録し、調査終了後に集計します。
成虫調査以上に地味な調査ですが、交尾や産卵している個体も観察できます。
卵塊調査風景
交尾行動と交尾
産卵中の♀と卵塊